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ÖLFLEX® 2YSLCYK-JB/9YSLCY-JB

3+3モーターケーブル(電食対策)


ÖLFLEX® 2YSLCYK-JB/9YSLCY-JB とは、アースを3本にすることによって、アース線への誘導電圧を削減し、フルーティングなどの電食によるベアリング電食対策がされているモーターケーブルです。 低キャパシタンス設計、2重シールドによるEMC対策、定格電圧:600/1000Vで安心の使い勝手。

アース線への誘導電圧削減

アースを3本にすることによって、アースへの誘導電圧を打ち消します

ベアリング電食を軽減

コモンコード電流を抑え、フルーティングなどの電食によるベアリング破損を防ぎます

低キャパシタンス設計

モーターエネルギー減衰を減少され、動力電圧を最大限に発揮します。また、長距離にも最適です

2重シールド

2重シールドによるEMC対策も万全で、EN61800-3によるドライブシステム規格に最適です

特長


  • 3+3心ケーブルはアース線を3分割するこ とにより、断面積によっては、通常より小外 径です。
  • インバータなどの高調波におけるダメージや 周波数ノイズの低減、力率悪化や電圧変動 の要因を最小限に回避できます。
  • 黒シースを採用し、屋外や寒冷地(固定配線 時-40℃まで)にも最適です。
  • 安心の定格電圧:600/1000V
  • 比誘電率の低い絶縁体(PE、PP)を採用して いる為、比較的長距離でも伝送能力を維持 しやすいです。

電食対策 3+3モーターケーブル


CEマーキング対応

ÖLFLEX® SERVO 2YSLCYK-JB

  • 定格電圧 U0/U:600/1000 V
  • 構造:シンメトリック構造(アース3本分割型)、二重シールド
  • 絶縁体材質:PE
  • シース材質:PVC
  • 線心識別:カラーコード
  • シース色:黒色
  • シールド:ホイル+銅編組
  • 用途:サーボモータ・屋内/屋外
  • 難燃性:IEC 60332-1-2, EMC適合
RU、cRU、CEマーキング対応

ÖLFLEX® SERVO 9YSLCY-JB

  • 定格電圧 U0/U:600/1000 V・1000V
  • 構造:シンメトリック構造(アース3本分割型)、二重シールド
  • 絶縁体材質:ポリプロピレン(PP)
  • シース材質:PVC
  • 線心識別:カラーコード
  • シース色:黒色
  • シールド:ホイル+銅編組
  • 用途:サーボモータ・屋内/屋外
  • 難燃性:IEC 60332-1-2, CSA FT-1, EMC適合
CEマーキング対応・ハロゲンフリーバージョン

ÖLFLEX® SERVO 2XSLCH-JB

  • 定格電圧 U0/U:600/1000 V・1000V
  • 構造:シンメトリック構造(アース3本分割型)、二重シールド
  • 絶縁体材質:XLPE
  • シース材質:ハロゲンフリーコンパウンド
  • 線心識別:カラーコード
  • シース色:黒色
  • シールド:ホイル+銅編組
  • 用途:サーボモータ・屋内/屋外
  • 難燃性:IEC 60332-1-2, CSA FT-1, EMC適合

3+3モーターケーブルはどのようにベアリング電食対策になるのか?


接地電流は、モータベアリングを流れ、フルーティングなど電食によるベアリング損傷を起こさせ、早期にモーターを故障させる原因となります。

そういった原因をケーブルで回避するため、LAPPのソリューションは、3+3心、シンメトリック構造のモーターケーブルを提供しております。

効果


  • アースへの誘導電圧を最小限に抑える
  • それによりアース回路に流れるコモンモード電流も最小限に抑える
  • フルーティングによるベアリング損傷やモーター故障を防ぐ

まずは、通常の4心動力ケーブルと3+3心(シンメトリック構造)のモーターケーブルの2本のケーブルを比較してみましょう。

4心ケーブルの場合


モーターに電圧が印加されると、図の赤線のように各相導体がアース線に電圧を誘導します。

それぞれアース線に対する距離を見てみるとR相とT相は同じ電圧を誘導し、S相はより小さな電流を誘導しています。

三相導体はすべて、誘導電圧と同様に、互いに120度位相がずれています。

3つの電圧を合計すると、アース線には、決して小さくない電圧が発生します。アースは回路の一部であるため、電流が流れ、モーターのベアリングに損傷を与える可能性があります。


先に進む前に、三角関数の公式について確認してみます。
三角関数の公式を用いると、位相が120度ずれている3つの同振幅の正弦波電圧を合計すると、合成電圧の結果は0になります。

(sin(ωt)+sin(ωt-2π/3)+sin(ωt-4π/3))=Vx=0

  • V1=sin(ωt)
  • V2= sin(ωt-2π/3)
  • V3= sin(ωt-4π/3)

3+3心ケーブル(シンメトリック)の場合


このケーブルは、3本の動力線、そしてその線間に3つのアース線があるため、3+3(シンメトリック)と呼ばれています。

①各相から時計回りに各アース線の誘導電圧を見てみます。

各相とアース線に掛かる正弦波電圧を見てみると、三角関数の公式より、3本のアース線の誘導電圧は等振幅ですが、120度位相がずれています。


これらの3つの正弦波を合計すると、上記合成電圧は互いを打ち消し合い、0になります。


②各相導体から反時計回りに各アースの誘導電圧を見てみます。

ここでも、3つのアースの誘導電圧は等振幅ですが、位相が120度ずれます。
よって①同様3つの合成電圧が、互いを打ち消し合い0となります。

③最後に、相導体から一番遠いアース線の誘導電圧を見てみます。

この場合、誘導電圧の振幅は、アース線までの距離が①②と比べ遠く、微弱になります。しかし、考えは①②同様、3つの振幅がすべて等しく、位相が120°ずれていることがわかります。よって電圧は0となります。

この打ち消し効果は、まさに、3+3心(シンメトリック)ケーブルによるものです。

施工方法


アースが3本となる本ケーブル。アース接続は右図の通り3本のアース線をまとめ、圧着端子やスリーブでかしめる方法が推奨されています。

また、コンジットやアースブッシングも併用するとより効果的とされています。