電線とケーブルの違い
電線・ケーブルは、電力(パワー)や電気信号(コントロール・データ通信など)伝送する上で、必要不可欠な存在です。
そこには、導体・絶縁体・シールド・シース(外皮)などそれぞれの役割があり、ご使用になる環境によって、適正な選定をする必要があります。
【電線とケーブルの名称について】
一般的に、導体が絶縁体で保護されているもの。
電気を通す物質で、ケーブルでは、主に銅を使用しています。理由としては、優れた導電率とバランスの取れた価格帯です。一方、アルミニウム素材の導体などもありますが、導電率絶縁体 導体が銅に比べ 60%ほどなので、電気特性としては劣りますが、銅に比べ比重が小さいので、軽量化ができるなどのメリットもあります。
導体とその他の導体との絶縁を取るものです。あらゆる環境(温度、用途)に応じて電力伝送を最大限に生かすため、様々な材質の絶縁体を使い分けします。
一般的に、電線の上からシースで保護されているもの。
主にシールドから絶縁体を保護するもの。
外部から電磁干渉を防ぐためで、材質は銅(スズメッキ)、アルミマイラー等が主です。また、内部では、回路上のキャパシタンス結合を防ぐために用いられる事もあります。
アウターシース・外皮とも言い、主には、導体・絶縁体を外的なストレス(油、薬品、機械的など)から守る事が目的です。
【導体構成】
LAPP ケーブルの導体構成の多くは、IEC60228/DIN EN60228(VDE0295)に準拠したClass 分けで構成されています。
IECの規格では、導体クラスを図1-1の通り 4 タイプで分類されており、柔軟性を考慮する判断基準となります。Class 1で表す導体はソリッド線で、主に固定配線用途で使用される場合に適しており、可動部に使用するケーブルの場合は、Class 5又は6の導体構成が適しています。
IEC60228/DIN EN60228 (VDE0295) 導体クラス分け
- 極細撚り線ストランド
- 高柔軟性/高可動
- ケーブルチェーン向け
- 細撚り線ストランド
- 柔軟性/可動
- 可動/移動向け
- 複数ストランド
- 柔軟なし
- 圧着接続など向け
- 単心
- 柔軟なし/固定用
- 電力・建設関連・動力・電話線向け
【導体抵抗】
IEC60228/DIN EN60228(VDE0295)では、導体抵抗によって断面積が定まる定義となっています。つまり、表1-2に表す導体抵抗値を守った導体構成にする事が定義されているため、実際の断面積に対しての差異が発生する事もあります。
導体抵抗に関する詳細は下記のページをご覧ください。
【導体サイズ】
LAPP ケーブルの多くの導体サイズは、IEC/欧州規格に準拠しています。
次の表に JIS と違いを現します。
| 導体サイズ (mm2) | JIS | LAPP |
|---|---|---|
| 0.75 | 0.75 | |
| - | 1.0 | |
| 1.25 | - | |
| - | 1.5 | |
| 2.0 | - | |
| - | 2.5 | |
| 3.5 | - | |
| - | 4.0 | |
| 5.5 | - | |
| - | 6.0 | |
| 8.0 | - | |
| - | 10 | |
| 14 | - | |
| - | 16 | |
| 22 | - | |
| - | 25 | |
| - | 35 | |
| 38 | - | |
| - | 50 | |
| 60 | - | |
| - | 70 | |
| - | 95 | |
| 100 | - | |
| - | 120 | |
| 150 | - | |
| - | 185 | |
| 200 | - | |
| - | 240 | |
| 250 | - | |
| - | 300 |