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米国での重要な認証の種類および用語集


北米では、産業機械・装置を設置するうえで、感電や火災を防ぐための規定があります。

産業機械・装置によって異なる認証が必要になります。
以下3つの認証タイプは下記表の通り、機械・装置の設置状況によって異なります。

3つのUL認証タイプ

種類フィールドラベリング限定生産認証リスティング
--①製品台数で認証②有効期間で認証-
生産量単発パッチ小規模シリーズ量産
検査要件低~中    
検査に関する期間(再検査なし)1~3週1~12週1~12週3~36週
初期検査省略可省略可必要必要
フォローアップの監視省略可省略可必要年に4回必要

北米のAHJにより実施される単発検査です。

[特長]:
その装置・場所のみで有効であり、 その他の設置場所では無効です。
電気故障試験は実施するが、通常、破壊試験は実施無し。
多くの場合、OEM工場でのNRTLによる事前評価と同等としています。

小規模の装置(制御盤、ロボット、FA機器)を製造する場合に実施される限定認証で、特定の製造メーカー工場のみ有効です。認証は、NRTLが実施・主導し適法証明書が発行されます。(ただし、認証は、NRTLに登録されるものではありません。)

[特長]:

フィールドラベリングより、認定基準のハードルが上がります。

例えば以下製品、アプリケーション規格を満足する必要があります。

  • UL 73 (電動式電化製品)
  • UL subject 2011 (ファクトリオートメーション機器)
  • UL 1740 (産業用ロボット)
  • UL 508A (コントロールキャビネット)
     

[認証種類]:

リスティング認証とは異なり、監査対象ではありません。

  1.  製品台数で認証
  2.  有効期間で認証

リスティング認証は「ULの安全基準を満たした製品である」という認証です。

[特長]:
制限がなく、幅広いアプリケーションに使用できます。
ケーブルに限らず機械・装置に対しても取得可能な認証です。

北米認証における機関および認証


北米市場において、防火に関する危険性(死亡、障害、経済的損失など)を排除する規格を設ける国際的な非営利団体です。

NFPAは一切の権限がなく、NEC (米国電気工事規程)への準拠を監視や強制する責任は負いません。NFPAは、NECへの準拠を考慮した製品のリスト、認証、試験又は検査、あるいは設置の設計を行わず、またNECに掲載されている情報の正確性又は完全性についても、保証をしません。

NFPA70は、別名NEC (The National Electrical Code: 米国電気工事規程)とも呼ばれ、NFPA(米国防火協会)が運用する電気工事規定です。人命や経済損出の保護などを目的として、公共、民間事業で多種多様に利用できるよう提供されています。

電線・ケーブルにおいては、用途、使用場所、配線方法や環境の条件がNFPA70によって定められています。

NFPA79は、NPFA70の補助的な規格としており、北米向けにNFPAが定める産業機械や機器での感電や火災を排除する事を目的とし、安全や保障に関して規定しています。

電線、ケーブルも機械配線用として選定基準が定めてあり、北米における産業機械はNFPA70と共にNPFA79にも準拠する必要があります。

米国連邦規制当局、労働安全健康法(Occupational Safety and Health Act)によって認定を受けて、安全、性能、品質、環境への影響、規制に関して試験や認証サービスを行う、ULやTUVなどの第三機関です。

ULは安全性に関する認証、試験、検査及びトレーニングサービスを提供する独立行政法人機関です。

ULでは、電線・ケーブルを安全・性能・品質。環境への影響、規制に関して、規格に準拠して製品評価を行います。UL認証マークを規定する法律はありませんが(任意認証取得)、北米各州で、UL認証を義務付けしている場合もあり、多くはUL認証が必要になっています。

製品評価及び定期検査において、監督機関(AHJ)に認可されている組織(UL、TUVなど)によって公表されたリストに含まれる機器、材料又はサービス。

リスティングは、無条件認定品としてリスト化(グリーンブック)されており、そこには、電線・ケーブルや機器、材料又はサービスが適切な規格を満たしているか、又は試験の結果、特定の使用目的に適合しているかが記載されています。ケーブルは単体で完成製品となります。

電線・ケーブルでは、AWM(Appliance Wiring Material)=機内配線用電線としています。

Listedされた機械・装置の一部コンポーネントとして、工場内配線電気機器、デバイス、電化製品、制御盤内、機械用配線として使用されます。ケーブルは部品扱いとなります。

ラベル付きの機器又は材料の製造の製品評価及び定期検査において、監督機関(AHJ)に認可されている組織の識別マークのラベルを有している機器及び材料。ラベルが付いた商品は、適切な指定基準 又は性能に準拠していることを示します。

AHJとは、北米における機器、材料及び設置の認可、又はプロシージャに対する評価権限を持つ監督機関(組織、事務所又は個人)です。

AHJによって運用されている認証制度とその条件は各州、市などで異なります。北米へ産業機械・装置を輸出した場合は、最終的にはこのAHJの検査評価によって、機械・装置の使用認可が下されます。